下関で32年生き残るための経営哲学|弘々家店主が語ること

8月も後半に差し掛かり、夏の熱気がまだ肌にまとわりつく下関の夜。山の田の交差点から汐入方面へ歩いていくと、鉄板の焼ける香りがふわりと漂ってくる一角があります。広島お好み焼き 弘々家(こうこうや)です。

創業から32年。この店がずっとここに在り続けている理由を、オーナーシェフの市山隆志は「特別な秘訣なんてないんですよ」と笑って言います。でもその言葉の裏側には、毎日鉄板の前に立ち続けた35年以上の積み重ねと、「また来るね!」の声を聞くたびに感じてきた、地元の皆さんへの深い感謝がありました。今日はそんな市山の言葉を、できる限りそのままお届けしたいと思います。

こんな方におすすめ

  • ✅ 弘々家がなぜ長く愛され続けているのか知りたい方
  • ✅ 店主・市山隆志の人柄やこだわりを知った上で来店したい方
  • ✅ 食べログ百名店4年連続選出の背景が気になる方
  • ✅ 大切な人を連れて行くお店を探している方
  • ✅ 下関で「本物の手焼き広島お好み焼き」を食べてみたい方
下関で32年生き残るための経営哲学|弘々家店主が語ること | 広島お好み焼き 弘々家(こうこうや)
目次

還暦を過ぎても、鉄板の前を離れない理由

市山隆志は下関生まれの下関育ち。35年以上、毎日欠かさず鉄板の前に立ってきました。

「若い頃は体力任せでやってたところもあったけど、今は違う。一枚一枚に向き合う集中力は、むしろ上がってる気がする」

その言葉通り、市山の休日の過ごし方は独特です。スノーボードのゲレンデに立ち、フルマラソンを走り、ツールド下関でペダルを踏む。還暦を超えてなお、アスリートとして自分の体を動かし続けています。下関海峡マラソンのフルマラソンを10回以上完走し、下関海峡アスリートのゴールドメダリストでもある市山にとって、鉄板の前に立つことも、山を駆け下りることも、根っこは同じなのかもしれません。

「体を動かしていないと、焼きの感覚も鈍る気がするんです。集中力って、体の状態と繋がってる」

さらに休日には、国内外のさまざまな料理を食べ歩き、「美味しい一枚を焼くためのヒント」を探し続けています。広島お好み焼きの枠に収まらず、世界のごはんから吸収したアイデアが、弘々家の一枚にそっと織り込まれているのです。

パリパリ麺の調理法も、その探求心から生まれたもの。山口の郷土料理・瓦そばからヒントを得て、生めんを鉄板でキツネ色に香ばしく揚げ焼きにする技術を磨いてきました。「外はパリパリ、中はふわふわ」という食感を出すための火加減と時間の読みは、まさに職人の領域です。

「麺がこんなにおいしいなんて!」と言葉が出てしまうあの食感は、記事を読んだだけでは伝わりきらないものがあります。LINEに登録すると、来店クーポンと最新の営業日情報をまとめて受け取れます。登録は無料で、1分もかかりません。

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「麺がこんなにおいしいなんて!」が聞こえてきた日

弘々家に初めて来たお客様が、一口食べてよく口にする言葉があります。

「麺がこんなにおいしいなんて!」

40代・男性

市山はこの言葉を聞くたびに、少し誇らしそうに、でも照れくさそうに笑います。

「お好み焼きって、どうしてもソースや具材に目が行きますよね。でも麺って、実はお好み焼き全体の味を底から支えてるんです。そこをわかってもらえると、本当に嬉しい」

国産小麦100%の生めんを使い、鉄板の上でじっくりと時間をかけてキツネ色に仕上げていく。その工程を省けば早く焼けるし、回転も上がる。でも市山はそうしません。

「一枚一枚、ちゃんと焼く。それだけです。それしかないんです」

この姿勢が、食べログお好み焼き百名店に4年連続で選ばれ(2022・2023・2024・2025年)、グランドキュージーヌ広島お好み焼き部門の金賞受賞につながっているのだと、食べた人なら誰でも納得できるはずです。

地元民が32年通い続ける理由と、弘々家の手焼きへのこだわりについても、別の記事でくわしくご紹介しています。

✓ ここまでのポイント

  • 市山隆志は35年以上毎日鉄板に立ち、スポーツと食べ歩きで感覚を磨き続けるオーナーシェフ
  • パリパリ麺は瓦そばからヒントを得た独自の揚げ焼き技術で生まれた、弘々家だけの食感
  • 食べログ百名店4年連続・グランドキュージーヌ金賞の背景には「一枚一枚」を曲げない職人の軸がある

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大切な人に「ありがとう」を伝えたいとき、一枚の焼きたてが言葉を超える

夏の終わり、ふと立ち止まると、誰かへの感謝を伝えそびれていることに気づくことがあります。長い間お世話になってきた人、ずっと支えてくれた家族や友人。言葉にしようとすると照れてしまう。そんなとき、「一緒においしいものを食べよう」という誘いが、気持ちの代わりを果たしてくれることがあります。

市山がこだわって仕上げる、目の前で焼き上がる熱々の一枚。そこに「この店を選んだ」という気持ちが乗るとき、ただの食事は贈り物になります。

特にカウンター席は、鉄板を挟んで市山と向き合いながら食べる特別な体験ができる場所。焼き上がっていく様子をリアルタイムで見ながら待つあの時間は、隣に座った人との会話を自然と引き出してくれます。

そしてもう一品、市山が自信を持って出しているのが「だし掛け出汁巻き玉子」です。グランドキュージーヌ和食部門で金賞を受賞したこの一品は、目の前で鰹だしをかける瞬間の香りも含め、五感に届く料理。お好み焼きとは一味違う驚きが、大切な人の表情を変えてくれます。

「おばあちゃんがすごく喜んでくれました」という声が届いたとき、市山は「それが一番です」と静かに言いました。受賞歴でも百名店の称号でもなく、その一言が、32年続けてきた理由だと。

家族連れで弘々家を訪れる際の座敷席の使い方についても、ぜひ参考にしてみてください。小さなお子さん連れでも安心の設備を整えてお待ちしています。

32年生き残るとは、変わり続けながら変わらないこと

「経営哲学って言われると、なんかかっこいいですけどね」と市山は笑います。「ただ、毎日同じように焼いて、来てくれた人に喜んでもらって、また来てもらう。その繰り返しを32年やってきただけで」

でも、その「繰り返し」の中には、絶えず変化を取り込む姿勢がありました。食べ歩きで得たヒントをメニューに反映させ、殻ごと食べられるソフトシェルシュリンプを取り入れ、下関特産の安岡ねぎや黄家キムチとの組み合わせを磨いてきた。変えてはいけないものと、変え続けなければならないものを、35年かけて肌で学んできたのです。

メディアへの露出も増えました。TYSテレビ「週末ちぐまや家族」「テレビ山口Mix」、KRY山口放送「熱血テレビ」、ヤフーニュース掲載。でも市山の朝は変わらない。仕込みをして、鉄板を磨いて、開店を待つ。その積み重ねの先に、「ここに来ると元気が出るんです!」という声がある。

下関市内はもちろん、北九州から車で30分ほどで来られる立地ということもあり、県外からわざわざ弘々家を目指して来てくださるお客様も年々増えています。食べログ百名店を知って来た方、SNSの動画で見て来た方、観光のついでに立ち寄った方。どこから来ても、鉄板の前に立つ市山の姿は変わりません。「ばっちこーい!」と心の中で気合を入れながら、一枚一枚を焼き続けています。

まとめ|「また来るね!」のために、今日も鉄板の前に立つ

下関で32年生き残るための経営哲学を聞いて帰ってくる言葉は、驚くほどシンプルでした。「一枚一枚、ちゃんと焼く」。それだけです。

でもその一言の中に、35年のキャリア、世界を食べ歩いた好奇心、スポーツで磨いた集中力、そして地元・下関に育てていただいたという感謝が、ぎゅっと詰まっていました。大切な人への「ありがとう」を伝えたいとき、弘々家の手焼き一枚は、その気持ちをちゃんと届けてくれます。

ご予約・お問い合わせはお電話で受け付けております。
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営業時間はランチ11:30〜15:30、ディナー17:30〜23:00(オーダーストップは閉店1時間前)。定休日は月曜日(祝日の場合は翌火曜日)。月に数日臨時休業があるため、最新の営業日はインスタグラムまたはLINEでご確認ください。

駐車場は店舗前2台・山の田バス停裏手6台の合計8台を無料でご利用いただけます。サンデンバス山の田バス停④番乗り場からは徒歩30秒です。

「一枚一枚、ちゃんと焼く」という32年の積み重ねを、大切な人と一緒に食べる日を決めるのは今です。カウンター席や座敷の空き状況は電話で確認するのが一番確実です。

今すぐ電話で席を予約する(083-254-4654)

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