下関観光グルメガイド|地元民が本当に通っているお店

ゴールデンウィークが明けたころから、弘々家の電話にはこんな問い合わせが増えてきます。「角島大橋に行くんですが、近くにおすすめのお好み焼き屋はありますか?」「唐戸市場のあとに寄れるお店を探していて…」。

観光シーズンになると、遠方から下関へ訪れる方が一気に増えます。でも正直に言うと、観光地の周辺にある「見栄えのいいお店」と、地元の人間が何年も通い続けている「本物のお店」は、だいたい別のところにあるものです。

私・市山が鉄板の前に立って35年以上。下関で生まれ育ち、地元の方々に育てていただいた一人として、この記事では「観光客の方にも、地元民が本当に通っているグルメを体験してほしい」という思いを込めて書きました。弘々家のことも含めながら、下関観光とグルメをどう組み合わせるか、いくつかの実際のケースを通してご紹介していきます。

こんな方におすすめ

  • ✅ 下関・角島観光の合間においしいお好み焼きを食べたい方
  • ✅ 「観光客向け」ではなく地元民が通う本物のグルメを体験したい方
  • ✅ 北九州から関門橋を渡って下関グルメを楽しみたい方
  • ✅ 食べログ百名店の広島お好み焼きが気になっている方
  • ✅ 家族や大切な人と、思い出に残る食事の時間を過ごしたい方
目次

「唐戸市場→弘々家」コース:遠方からの家族連れが選んだ一日

先日、広島からご家族4人でお越しになったお客様の話をさせてください。お父さん・お母さん・小学生のお子さん2人という組み合わせで、朝イチで唐戸市場へ行き、新鮮な海の幸を楽しんだあと、ランチに弘々家へ来てくださいました。

「広島から来たのにわざわざ広島お好み焼きを食べるの?」と思われるかもしれませんが、お父さんがひとこと。「ここのパリパリ麺は広島でも食べたことがない食感なんです。一回食べたら忘れられなくて」。なんと、2年前にも来てくださっていた常連さんでした。

弘々家の麺は、生めんを鉄板でじっくりきつね色に揚げ焼きした独自の仕上がりです。外はパリパリ、中はふんわりキャベツと重なって、ひと口食べるたびに食感のコントラストが楽しめます。下関の名物「瓦そば」からヒントを得て、7,000回を超える試行錯誤の末に完成したこの麺は、弘々家だけのものです。

ベビーカーもそのまま入れる座敷席にご案内し、お子さんたちには子ども用の椅子とフォーク・スプーンをお渡しして。「おばあちゃんがすごく喜んでくれました」という声を後日メッセージでいただくこともありますが、この日もお子さんたちが「また来たい!」と言ってくれたそうで、それがいちばんうれしい言葉です。

「角島→千畳敷→弘々家」コース:SNSで見て来た20代カップルの場合

「動画で見て、すぐ来ました!」という声をいただくことが増えたのは、ここ数年のことです。

「動画で見て、すぐ来ました!」

20代・男性

インスタグラムで「だし掛け出汁巻き玉子」の動画を見てくださったカップルが、角島・角島大橋・千畳敷を観光したあと、夕方に弘々家へ立ち寄ってくださいました。

カウンター席にご案内して、目の前で焼き上げる様子をご覧いただきながら、まず「だし掛け出汁巻き玉子」をご注文。熱々のカツオ出汁をジュワッとかける瞬間、彼女さんがスマホを構えてシャッターを押していました。「動画で見るより全然すごい!匂いが!音が!」という反応が一番うれしいんです。画面越しに伝わるのはせいぜい視覚だけですが、鉄板の前に立てば五感全部で体験できます。

この出汁巻き玉子は、山梨・神奈川の鉄板焼き職人から伝授された秘伝レシピをベースに、グランドキュージーヌ広島お好み焼き部門・和食部門のダブル金賞を受賞しています。注文を受けてから3個の卵をテンポよく焼き上げ、最後に熱々のカツオ出汁をかけて仕上げるパフォーマンスは、記念日や特別な日にも人気があります。

角島観光は朝〜午後がメインになることが多いので、その流れで弘々家のディナーへというコースは、観光客の方にとって時間的にもちょうどいいんですよね。

✓ ここまでのポイント

  • 唐戸市場観光と組み合わせたランチ利用は、家族連れに特に人気。座敷席・子ども設備が完備されているので安心して過ごせます。
  • 角島・千畳敷観光のあとのディナーとして、弘々家のカウンター席で「鉄板ライブ」を楽しむスタイルが20代〜30代に好評です。
  • だし掛け出汁巻き玉子はSNSで話題のパフォーマンスメニュー。実際に目の前で体験すると動画とは比べものにならない感動があります。

北九州から30分で来た常連さんが教えてくれたこと

「わざわざ下関まで来るの、遠くない?」と聞かれることがありますが、北九州市内の常連さんからするとそんな感覚はないそうです。「関門橋を渡ったら30分もかからない。近所の居酒屋より近い感覚」とおっしゃっていました。

北九州から車でいらっしゃる方には、駐車場の心配がないのも安心ポイントのひとつ。弘々家は店舗前2台+山の田バス停裏手に6台、合計8台の無料駐車場を完備しています(夜18:30以降はさらにスペースがあります)。グループや家族連れでも気兼ねなく車でお越しいただけます。

その常連さんのパターンはこうです。午前中に水族館(海響館)赤間神宮を回り、ランチは弘々家で贅沢6種盛りを食べてから帰る、というコース。「これが月1のルーティン」とのこと。殻ごと食べられるソフトシェルシュリンプ・安岡ねぎ・チーズ・イカ天・もち・イカが一枚に凝縮された贅沢6種盛りは、まさに弘々家の全部が詰まった一皿です。

「麺がこんなにおいしいなんて!」

40代・男性

この方も最初は「お好み焼きって麺が主役じゃないだろう」と思っていたそうですが、一口食べて考えが変わったとおっしゃっていました。キツネ色に香ばしく焼いた麺のパリパリした食感は、一度体験すると忘れられないものがあるようです。

「仕事帰りに一人でふらっと」が定番になった地元サラリーマンの話

観光の方だけでなく、地元・下関の方々にとっても弘々家は日常の一部です。市大(下関市立大学)から徒歩5分という立地から学生さんも多く来てくださいますし、山の田・幡生エリアに暮らす方の「仕事帰りにふらっと」という使い方も長年変わりません。

あるサラリーマンのお客様は、週1〜2回カウンター席に一人でいらっしゃいます。「席についたら豚キムチとハイボールを頼んで、お好み焼きが焼ける間に飲む。これが最高のリセット」とのこと。弘々家の豚キムチは、市内の焼肉店も仕入れに来る韓国食材専門店「黄家」の本格キムチを使用。大津屋醤油と弘々家のソースを合わせた独自の仕上がりで、ハイボールとの相性が抜群です。

ディナー営業は23時まで(オーダーストップ22時)なので、仕事が長引いた日でも間に合います。「また来るね!」と言って帰っていただける方が、32年間この店を支えてくれました。そういう顔なじみのお客様との会話が、鉄板の前に立ち続ける原動力になっています。

なお毎月の営業日はインスタグラムとLINEでお知らせしています。月に数日の臨時休業がある場合もありますので、遠方からお越しの際は事前にご確認いただけると安心です。

まとめ|「地元民が通う店」は、観光のルートに組み込んでこそ輝く

下関には火の山関門トンネル人道亀山八幡宮など、半日かけても回り切れないほどの見どころがあります。そのなかで「どこで食べるか」が、旅の満足度を大きく左右します。

観光地のすぐそばにあるお店ではなく、創業32年・累計50万人が来店した地元密着の一皿を、食べログお好み焼き百名店4年連続選出という実績のあるお店で体験していただきたい——それが弘々家の正直な思いです。

初めていらっしゃる方には「贅沢6種盛り」と「だし掛け出汁巻き玉子」の組み合わせをおすすめしています。この2品を食べれば、弘々家のことがだいたいわかります。混雑時は焼き上がりまで少し時間をいただくこともありますが、電話で事前にご注文いただければ、焼き上がりに合わせてご案内できます。遠くからせっかくお越しいただくのですから、できる限りスムーズにご案内したいと思っています。

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