国産小麦100%のパリパリ麺|素材にこだわる弘々家の姿勢

秋が深まり、朝晩の空気がひんやりとしてくる季節になると、熱々の鉄板料理が恋しくなるものです。そんな季節にふと思う方も多いのではないでしょうか——「広島風お好み焼きって、大阪風とどう違うんだろう?」と。

食べたことがないと、なかなかイメージが浮かびにくいですよね。下関・山の田で32年間、鉄板の前に立ち続けてきた弘々家(こうこうや)の店長・市山隆志も、初めてご来店のお客様からよく同じ質問を受けます。「違いを知らないまま来たんですけど、全然別物でびっくりしました!」という声は、今も変わらず届いています。

この記事では、その「違い」を具体的にお伝えしながら、弘々家が国産小麦100%の麺素材にこだわり続ける理由と、7,000回の試行錯誤から生まれた「パリパリ麺」の秘密に迫ります。

こんな方におすすめ

  • ✅ 広島風お好み焼きを食べたことがなく、大阪風との違いが気になる方
  • ✅ 「パリパリ麺」という言葉を見て食感が想像できない方
  • ✅ 下関・山口で本格的な広島お好み焼きを探している方
  • ✅ 素材や製法へのこだわりがあるお店を選びたい方
  • ✅ 北九州から関門橋を渡って食べに行けるお店を探している方
国産小麦100%のパリパリ麺|素材にこだわる弘々家の姿勢 | 広島お好み焼き 弘々家(こうこうや)
目次

大阪風と広島風、決定的に違うのは「構造」です

まず、多くの方が疑問に感じている「広島風と大阪風の違い」について、シンプルにお伝えします。

大阪風のお好み焼きは、キャベツ・豚肉・小麦粉の生地などの具材をボウルの中で全部混ぜ合わせて、鉄板の上に流して焼き上げます。いわばケーキを焼くような感覚に近く、ふんわりとした一体感が魅力です。

一方、広島風はまったく構造が異なります。薄く伸ばした生地の上に、山盛りのキャベツ・もやし・ネギを重ね、その上に麺を乗せて、さらに豚肉や具材を重ね、最後に卵でまとめる——「重ね焼き」が基本です。具材が層になっているため、断面を見ると食材が積み重なっているのがはっきりとわかります。

そしてこの「広島風」において、麺は主役のひとつです。大阪風には麺は入りません。弘々家のパリパリ麺が「食べてみたら全然違う!」と言っていただける理由の一つが、この「麺の存在感」にあります。

生地と野菜と麺、それぞれの層が熱を加えられることで野菜の甘みが引き出され、麺の香ばしさと一体になる——これが広島風お好み焼きの醍醐味です。食べたことがない方でも、一口食べればその違いは体感としてすぐにわかります。

国産小麦100%の麺を選んだ理由——7,000回の試行錯誤

弘々家が使用しているのは、国産小麦100%の生麺です。これはコスト面だけを考えれば、必ずしも最も合理的な選択ではありません。それでもこの麺を選び続けているのには、明確な理由があります。

店長の市山が「パリパリ麺」の製法にたどり着くまでに費やした試行錯誤の回数は、7,000回。「何度焼いても、思い描いている食感にならなかった」と市山は振り返ります。外側はカリッと、中は野菜とのなじみが良くふんわりと——その理想の食感を実現できたのが、この国産小麦の生麺でした。

麺に使われる小麦粉の品質によって、鉄板での焼き上がりは大きく変わります。輸入小麦のブレンド麺ではこの食感が出にくく、国産小麦の持つタンパク質のバランスが、パリパリに焼いたときの香ばしさと食感を生み出しているのです。7,000回という数字は、単なる熱意の証明ではなく、素材の選定にも直結したプロセスでした。

焼き方にも一工夫あります。弘々家のパリパリ麺は、生麺を鉄板の上でじっくりとキツネ色になるまで揚げ焼きにしてから広島お好み焼きの中へと重ねていきます。この製法のヒントになったのが、下関の郷土料理「瓦そば」。熱した石や瓦の上で茶そばをパリパリに焼き上げる、あの技法から着想を得ました。下関に35年以上根を張る職人ならではの、地元の食文化と広島風の融合です。

✓ ここまでのポイント

  • 広島風お好み焼きは「重ね焼き」が基本。麺・野菜・生地が層になっており、大阪風とは構造がまったく異なる
  • 弘々家のパリパリ麺は国産小麦100%の生麺を使用し、7,000回の試行錯誤で完成した独自製法
  • 下関の瓦そばからヒントを得た「揚げ焼き」技法が、外パリ・中ふわの食感を生み出している

「麺がこんなにおいしいなんて!」——数字が語る、パリパリ麺への反応

弘々家は食べログお好み焼き百名店に4年連続(2022・2023・2024・2025年)選出されています。全国のお好み焼き店の中から毎年厳選される百名店という評価は、日々焼き続けてきた一枚一枚への積み重ねが認められた結果です。

また、創業32年・累計来店者数は50万人以上。市山が鉄板の前に立った年数は35年以上にのぼり、週7日の営業日数を換算すれば、一枚一枚焼いたお好み焼きの総数は数十万枚を超えます。

その積み重ねの中で、初めてご来店になったお客様から最も多く聞かれる感想のひとつが——

「麺がこんなにおいしいなんて!」

40代・男性

「お好み焼きの麺って、正直そこまで気にしたことがなかった」という方ほど、この反応になります。広島風をはじめて食べた方が「麺でここまで感動するとは」とおっしゃる——それが弘々家のパリパリ麺の実力です。

そして、麺の味わいはリピーターを生む大きな理由にもなっています。

「ここに来ると元気が出るんです!」

10代・女性(学生)

この言葉を届けてくれたのは、近くの市大(下関市立大学)に通う学生さん。遠くから広島を目指さなくても、下関・山の田に本格的な広島お好み焼きがある——その事実は、地元の方にとっての誇りでもあります。

素材へのこだわりは、麺だけではない

国産小麦100%の麺は、弘々家の素材へのこだわりの象徴的な一例にすぎません。

たとえばキャベツは寒玉キャベツを使用。葉が締まっており、鉄板の熱を通したときの甘みと食感のバランスが広島風に最も適しています。豚肉は国産豚バラ肉を使い、脂の甘みがキャベツの水分と合わさることで、重ね焼きの一体感が生まれます。

下関ならではの食材として特に大切にしているのが、安岡ねぎ。下関特産のブランドねぎで、甘みが強く、鉄板の熱でとろっとした食感になる。このねぎを使ったメニューは「ここでしか食べられない一皿」として、遠方からの来客にも喜ばれています。

また、弘々家の看板メニューのひとつ「だし掛け出汁巻き玉子」には、山梨・神奈川の鉄板焼き職人から伝授された秘伝レシピをベースに、3個の卵を注文を受けてから素早く焼き上げ、熱々のカツオ出汁をジュワッとかけて提供するパフォーマンスがあります。このだし巻きはグランドキュージーヌ金賞を受賞しており、お好み焼きと組み合わせて楽しむお客様が後を絶ちません。

殻ごと食べられるソフトシェルシュリンプを使った「贅沢すぎる7種盛り」など、メインのお好み焼きに使う食材一つひとつにも、長年の経験で磨かれた選定眼が宿っています。鉄板の前で35年以上過ごしてきた市山が「これでないといけない」と感じた素材だけが、弘々家の一枚に使われています。

まとめ|広島風をはじめて食べるなら、パリパリ麺の弘々家へ

広島お好み焼き

広島お好み焼き

大阪風と広島風の違いは、「混ぜて焼く」か「重ねて焼く」か——この一点に集約されます。そしてその「重ねて焼く」広島風において、麺は欠かせない主役のひとつです。

弘々家のパリパリ麺は、国産小麦100%の生麺を鉄板でキツネ色に揚げ焼きし、7,000回の試行錯誤の末に完成した独自の食感です。下関の瓦そばからヒントを得た、この地でしか生まれ得なかった一枚です。広島風をはじめて食べる方にも、これまで別の店で食べたことがある方にも、「これが広島風か」と改めて感じていただける一皿がここにあります。

まずは人気ナンバー1の「贅沢6種盛り」でパリパリ麺の醍醐味を、そして「だし掛け出汁巻き玉子」でジュワッとかかる熱々の出汁のパフォーマンスをぜひ体験しに来てください。

ご予約・テイクアウトのご注文はお電話でどうぞ。混雑時は注文付きでご予約いただけると、焼き上がりに合わせてお席をご用意します。はじめてのご来店でも、どうぞお気軽にお声がけください。お待ちしております。

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